のぼり旗の設置には何が必要?

実は街に非常に多く溢れているのぼり旗ですが、意識して見ない限りはその数やつくりがどうか、ほとんどの方が分からないと思います。

ましてや「どうやって立っているか」「立てている棒や土台はどんな種類があるか」なんて、全く分からないですよね…

今回は、のぼり旗を掲出する際に使用する「部材 = ポールとスタンド」についてお話させていただきます。

のぼり旗サンプル

のぼり旗の「ポール」と「スタンド」

のぼりには通常、横と上に「チチ」と呼ばれるわっかが付いており、そこへ専用のポールを通します。

のぼり本体にポールを通した後、そのポールを土台となるスタンド部分に取り付けて立てます。

スタンドへ立てると、普段街で見かける「あの状態」になります。

ポールについて

一般的によく使われるポールは、二段伸縮か三段伸縮タイプの、2.4メートル~3メートルの高さのものです。

設置前のポールの長さは、洗濯用の物干し竿のように縮まった状態で少し短くなっており、設置時に伸ばすかたちです。

のぼりならではの特徴としてはポールの上部に「横棒」があり、その横棒をのぼり上部のわっか(チチ)に通します。

また、ただ単に横棒が付いているだけでなく、のぼり専用のポールは基本的にターンキャップ(回転キャップ)構造になっており、風を受けると軽やかに風の方向にひるがえります

なお、どんなデザインにもマッチするよう最も好まれるのは白色のポールですが、黒・青・緑などカラーのポールもあります。

持ち運び易い軽量のもの、サビに強いステンレスのものなど素材も様々です。各色・各素材、のぼり用品の通販サイトはもちろんですがホームセンター等にも一般的な仕様のものは販売されていることが多いです。

スタンドについて

屋外・屋内問わず人気なのが「注水式」のスタンドです。

最もポピュラーなスタンドであるためサイズやカラー展開も豊富で、しっかりと設置したい屋外ではシンプルに容量が大きいものを使用し、風の影響等の無い屋内ではコンパクトなサイズかつ雰囲気に合ったカラーを選ぶ等が可能です。

また、水が入っていない状態であればとても軽量なため、設置場所までスタンドを運んでから水を入れれば運搬も非常に楽です。ほとんどのタイプでは水のかわりに砂を入れることも出来ます。

注水式のスタンドもポール同様に通販サイトはもちろん、ホームセンター等でも販売されていることが多いです。

他にも、コンクリート式の土台、地中に埋め込むタイプ、壁面に取り付けて角度調整が可能なスタンド、屋内設置で人気の鉄板型(フラットな鉄板に、ポールを差し込む部分だけが付いているイメージ)などもあります。

安全な設置を心がけましょう!

設置されたのぼりは人間の身長よりもかなり高いものになります。
屋内で人の往来が多くなる場所、屋外で風の強い箇所…人がぶつかったり風で飛ばされたりして転倒する等、危険が伴います。

専用のポールではなくとりあえず代替品で…土台が無いのでひとまず簡単な設置で…等は事故やケガのリスクを伴います。

安全にもしっかり注意した上で、のぼりのデザインや周囲のイメージともマッチした部材を選んで宣伝・告知の効果を最大化させていきましょう。

今回は、のぼり旗に使用するポールとスタンドについてお話させていただきました。